脱毛症を治療する薬にはどのようなものがある?
突然髪が抜けてしまう脱毛症。中でも円形脱毛症は性別や年齢に関係なく、誰にでも起こる可能性があります。 では、脱毛症になったらどうすれば良いでしょうか。 今回は、脱毛症の治療で使用される薬の種類とその特徴について解説します。
脱毛症の原因
脱毛が起こってしまう原因には、
□男性ホルモンの影響
□ストレス
□生活習慣の乱れ
□遺伝
などが関係しています。
特に円形脱毛症の原因として最も多いと言われているのがストレスです。
人間はストレスを感じると、体内ではそれを抑えようとする交感神経の働きが促進されます。
しかしストレスが大きすぎると、交感神経のはたらきに異常が起こり、血管を収縮させて血行の悪化を招いてしまいます。
すると髪の毛に栄養を運ぶことができなくなり、毛が抜けてしまうのです。
では、円形脱毛症の治療に使用される薬にはどのようなものがあるのでしょうか。
脱毛症治療に使用される内服薬
まずは、円形脱毛症の治療に使われる内服薬をいくつかご紹介します。
■抗アレルギー薬
アレルギー症状を緩和する作用のある薬です。
アレルギーを持つ患者には症状の改善が見られています。
■セファランチン
アレルギーの抑制と血流促進効果のある薬です。
副作用として胃の不快感や食欲不振を招くことがありますが、それほど大きな副作用の心配はありません。
軽度の円形脱毛症の治療に多く利用されています。
■ステロイド剤
炎症や脱毛症を起こす異常な免疫の機能を抑える効果のある薬です。
強力な作用があるため、重度の円形脱毛症の治療に用いられます。
高い効果が期待できる反面、正常にはたらいている免疫まで抑えてしまうため、身体にリスクも伴います。
脱毛症治療に使用される塗り薬
では、円形脱毛症の治療に使われる塗り薬にはどのようなものがあるでしょうか。
■ステロイド剤
ステロイドの内服薬と同様、炎症や免疫機能を抑制する作用があります。
ただし副作用が心配される内服薬とは異なり、血液中に入り込むことはないため安全に使用することができます。
■フロジン液
発毛効果が期待できる薬で市販の育毛剤にも使われています。
かゆみやかぶれなどの副作用がおこることもあります。
■SADBE
この薬は脱毛症の起こっている部分にあえてかぶれを起こさせます。
すると、その場所に免疫機能をもつ細胞が集まってくるので、それを利用して正常にするというものです。
ただし肌が弱い人には不向きな方法です。
いかがでしたでしょうか。
円形脱毛症の薬には様々なものがあり、それぞれ作用やその強さ、副作用などが異なります。
場合によっては内服薬と塗り薬を併用して治療することもあるでしょう。
どの薬を使用すると良いのかはそれぞれの症状に合わせて変わります。
まずは、病院でお医者さんと相談してみることをおすすめします。
最終更新日: 2020-07-21
タグ:
円形脱毛症
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