ハゲ治療ゼミ

2025.05.22

AGA治療は保険適用外?費用負担と医療費控除の正しい知識

AGA治療は保険適用外?費用負担と医療費控除の正しい知識

AGA(男性型脱毛症)治療は、保険の適用外で自由診療となるため、かかる費用は全額自己負担となります。
「薄毛は病気ではなく、美容目的」とみなされているのが理由です。

たとえば、有名な治療薬「プロペシア」の処方だけでも、年間8万円程度の費用がかかります。
ミノキシジルなどを併用する場合は、年間10万円以上になるケースも珍しくありません。

治療の継続が必要なAGAにとって、経済的な負担は大きな課題です。
そこで活用したいのが「医療費控除」です。

医療費控除とは?対象と金額の目安

医療費控除とは、1年間(1月1日~12月31日)に10万円以上の医療費を支払った場合、確定申告で一部が還付される制度です。

還付額の計算式は以下の通りです:
【控除額 =(支払医療費 − 10万円)× 10%】

例:医療費15万円 →(15万円 − 10万円)×10% = 5,000円が戻ってきます。

控除の対象は本人だけでなく、家族(6親等内の血族、3親等内の姻族)の分も合算可能。
上限額は200万円です。年末調整では処理されないため、自分で確定申告を行う必要があります。

医療費控除の対象になるAGA治療

医療費控除の対象となるのは、医師の指導のもとで行われた治療です。具体的には以下のようなケースです:

  • プロペシアやミノキシジルなどの処方
  • 発毛サプリや外用薬の医師による処方
  • 注入治療(発毛成分を頭皮に直接注入)

また、通院にかかった交通費も対象になります(領収書または記録が必要)。

対象外となるAGA関連商品

以下のような商品は医師の管理下にないため、医療費控除の対象外です:

  • ドラッグストア・通販で購入した育毛剤や育毛シャンプー
  • 海外から個人輸入したAGA治療薬
  • 予防目的のサプリメント

ただし、日本国内で販売されているリアップ(ミノキシジル配合)などは、効果が医学的に認められており、治療目的であれば医療費控除の対象になる可能性があります。

まとめ:AGA治療の費用対策は医療費控除の活用から

AGA治療は長期的な取り組みが必要なため、費用負担をどう軽減するかがポイントです。
保険は使えませんが、医療費控除を正しく活用すれば一部を取り戻すことができます。

「自費診療=全額損」と諦めず、制度をうまく使って、負担を減らしながら治療を続けていきましょう。

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