抜け毛の平均本数、抜け毛が増えるやばいドライヤー方法とは
髪の毛は1日に平均何本抜けるのか気になりませんか?当記事では、正常な抜け毛の本数、抜け毛を助長するやばいドライヤーとシャンプーの方法、抜け毛の進行を食い止める対策方法を紹介しています。
目次
1日で抜ける髪の毛の平均的な本数
朝起きて枕に付着している抜け毛…
風呂上がりに排水口に溜まる抜け毛…
ブラッシングで絡まった抜け毛…
こんなに抜けて大丈夫?やばいんじゃないの?と不安になる瞬間も多いはずです。
まずは抜け毛の本数について見ていきましょう。
男性の抜け毛の平均本数
日本を代表する日用品メーカーである花王株式会社のヘアケアサイトによると、男女問わず1日に抜ける髪の毛の平均本数は約50~100本とされています。
日本人の髪の毛の総本数は約10万本とされており、髪の毛が抜け落ちる退行期が15%ですので、理論上は150本近く抜けている事になります。
統計上の平均値と理論上の本数に大差はありませんので、1日100本程度は髪の毛が抜けていると言えます。
日本人の髪は平均で約10万本あります。
ヘアサイクルから計算すると、1日あたり50~100本程度の髪が抜けることになります。
成長した髪がこの程度の本数抜けるのは自然な生理現象で、抜け毛を心配する必要はありません。
しかし、短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛になりかけている可能性があります。引用元: www.kao.com
女性の抜け毛の本数
女性は男性よりも女性ホルモンの働きにより、髪が抜けにくくなっています。
とはいえ、女性の場合はヘアカラーやパーマなどによる毛髪へのダメージや、男性よりも毛髪の質が柔らかく抜けやすいなどの理由から平均の抜け毛本数は男性とは大差なく1日50~100本、多い人で200本程度とされています。
女性は髪の毛が男性より長いので、抜け毛を集めるとゴッソリ抜けているように見えますが、実際の本数は男性と大差ない事が確認されています。
ただし、女性の場合は妊娠・出産の時期に女性ホルモンの影響によって急激にな抜け毛が増えるケースもあります。
女性には産後の抜け毛がある
産後の抜け毛は、女性ホルモンの変化が主な原因です。
妊娠中は女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)が増加します。
そのため、妊娠中は髪の毛や体毛が増えて毛深くなったと感じる方は多いのです。
そして産後は増加していた女性ホルモンが減少するため、妊娠中に抜けなかった髪が次々に抜けてしまうのです。
そのため、出産を境に抜け毛が増えたと感じるのですが、もともと抜けるはずだった髪が女性ホルモンの影響で抜けなかっただけですので、遅かれ早かれ抜ける髪の毛なのです。
産後の抜け毛は一時的なものですので、あまり深刻に捉える必要はありませんが、心配な場合は念のためクリニックや医療機関へ相談しましょう!
シャンプー、ドライヤー時が最も髪が抜けやすいタイミング!
1日の抜け毛のうち最も多いのがお風呂の時です。
シャンプーやドライヤー、ブラッシング、タオルドライなど頭髪を物理的に摩擦する機会が多く、シャンプーで平均40本、ドライヤーで平均30本ほど抜けており、入浴時が抜け毛全体の50~70%の割合を占めています。
すでに抜けた髪が抜けている
シャンプー・ドライヤー時に髪が多く抜けると感じる原因としては、手と毛髪の物理的な摩擦や牽引によって抜ける場合と、すでに何かのキッカケで抜けていたものが他の髪の毛に絡まって頭髪に留まっていただけで、洗髪やドライヤーによって流れ落ちる場合があります。
シャンプーやドライヤー時に髪が抜けやすい人の特徴
シャンプーやドライヤーで髪が抜けやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか?生活習慣を変えることで抜け毛を減らすことができるか見ていきましょう!
毎日お風呂に入っていない
毎日洗髪していない人ほど髪が抜けやすくなります。
なぜなら頭皮が不衛生な状態になると毛穴に汚れや脂が詰まったり、炎症を引き起こしやすくなりますので、その影響で抜けやすくなります。
確かに洗髪の回数が減ればその分抜ける本数は減ります。
でも結局抜けなかった分があとから一気に抜けますので、不衛生な状態を続けて頭皮環境を清潔に保たないのは意味がありません。
シャンプー、ドライヤーの仕方が雑
シャンプー前のブラッシングや洗髪時に力を入れ過ぎると、頭皮に負担が掛かり炎症や抜け毛の元となってしまいます。
頭皮の汚れはシャンプーの泡に触れるだけでもある程度は落ちますし、流水だけでも泡は流れ落ちますのでゴシゴシ洗う必要はありません。
また、洗髪後のドライヤーをやみくもに間違ったやり方でしてしまうと、頭髪を傷め抜け毛や切れ毛へ繋がりやすくなります。
朝シャンは抜け毛の量が増える!
シャンプーは夜に行うのがベストタイミングです。
夜にシャンプーをすれば1日に溜まった頭皮の汚れを一気に落とせます。
朝シャン派の人は夜にもシャンプーをする場合がありますが、1日に2度も洗うと洗いすぎで必要な皮脂がなくなり、頭皮が乾燥しやすくなるので良くありません。
そもそもの抜け毛の原因とは
ここまでシャンプーやドライヤーなどの間違った仕方で抜け毛が増えることを紹介しました。
では他にはどのようなことが原因で抜け毛が増えるのでしょうか?主な原因をまとめました。
ヘアサイクル
ヘアサイクルは髪が生えて抜け落ち、再び生えるサイクルの事です。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期に分けられ、髪の毛1本1本がこれらのサイクルを送っています。
それぞれの期間についての特徴をまとめました。
成長期(約2~6年) | 新たな髪が生まれ太く長く成長する時期。 毛髪の約90%が成長期にあたる。 |
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退行期(約2週間) | 成長が徐々に遅くなり、髪の成長が止まる時期。 毛髪の約15%が退行期にあたる。 |
休止期(約3~4か月) | 完全に成長が止まり抜けるだけの時期。 新しく生えてくる髪に押し出されたり、洗髪・ブラシなど、日常生活の中で自然に抜けていく。 毛髪の約10%が休止期にあたる。 |
秋に注意!季節も抜け毛に影響する
アメリカ合衆国ニュージャージー州に本社を置く、世界的な製薬会社であるメルク・アンド・カンパニーの調査によると、春夏秋冬のうち最も抜け毛の本数が多いのは秋だということです。
抜け毛が最も少ないとされる冬から春と比べると倍近くになっている事が分かります。
ではなぜそうなるのでしょうか。
理由としては、夏の強い紫外線や直射日光を浴びて頭皮がダメージを受けた結果、抜け毛が増えると考えられています。
あるいは寒くなるタイミングに合わせて、髪の毛が夏用の髪の毛から冬用の髪の毛に生え変わろうとするため、秋頃に抜け毛が増えるという説もあります。
髪の毛は日々、抜けては生えてを繰り返しますが、特に抜け毛が多い季節や時期が...
AGA
AGA(Androgenetic Alopecia)は「男性型脱毛症」という意味です。
男性が20代、30代を迎えてから髪が薄くなる症状の事で、思春期以降に生え際や頭頂部が薄くなっていきます。
M字ハゲやO字ハゲの人は概ねAGAの影響と言えるでしょう。
AGAのメカニズムは男性ホルモンの誘導体DHT(ジヒドロテストステロン)によるものと考えられています。
DHTは毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合するとヘアサイクルが乱れ、成長期が著しく短くなります。
そのため、髪の毛が十分に成長する前に脱毛が起こり薄毛が目立つようになっていきます。
本数だけではなく髪の質もチェックしよう
ここまでは髪がたくさん抜ける原因について見てきましたが、大事なのは抜ける本数だけでなく抜ける髪の質にも注意が必要だということです。
ではどんな髪の質に注意すべきなのでしょうか!
細くて短い毛に要注意
抜け毛の本数はあくまでも平均値であり目安です。
季節やヘアケアにより本数は変動しますので、実際に危険な状態かどうかは、抜けた毛を見て判断する必要があります。
抜け毛を観察して次に当てはまる場合は、薄毛が進行している可能性があります。
- 細い毛:髪に栄養が行き渡らず、十分に育つ前に抜けている
- デコボコした歪な毛根:毛穴に汚れや皮脂が残り、髪の毛が正常に伸びていない
- 細い毛根:毛根がヘアサイクルが乱れている、あるいは寿命を終えて抜け落ちる髪の毛
こうした抜け毛の場合は注意が必要ですので、日々のケアを怠らないようにしましょう!
実際に「AGAスキンクリニック」でAGA治療を行い、薄毛改善に参考した方のブログ記事も是非参考にしてください。
▼たった1年でハゲ・薄毛を治した方法
https://peraichi.com/landing_pages/view/9grhs
抜け毛を減らすドライヤーの使い方
抜け毛を減らすには正しくヘアドライアーを使うことが必須です。
男性の場合、髪が短い人が多いので、ついお風呂上りはタオルで拭いただけにしてしまいがちです。
しかし自然乾燥は頭皮や毛髪には良いものではありません。
そこで正しいドライヤーの使い方を見ていきましょう!
まずは正しいドライヤーの方法をチェック
ポイント1. ドライヤーを使う前にタオルドライする
ドライヤーを手早く済ませるためにも、ドライヤーの前にタオルドライで頭髪の水気を出来るだけ取り除きましょう。
とはいえ頭をゴシゴシ拭くのではなく、タオルで優しく押し当てるようにして拭き取って下さい。
ポイント2. 根本→中間→毛先の順に乾かす
ドライヤーは地肌を乾かすようにして温風を当てると、毛先の乾燥させすぎを防げます。
手で軽く髪の毛を掴んで地肌を見せるようにして乾かしていくと、毛髪の中間や毛先もついでに乾かせます。
ポイント3. 同じ部分に温風を当て続けない
ドライヤーの温風を一カ所に当て続けると、熱で毛髪や頭皮を傷める事になります。
一カ所ずつ乾かそうとすると熱が籠って高温になり、キューティクルが破壊されますので、温風を万遍なく絶えず動かして頭全体に当てるようにしましょう!
ポイント4. 10cm以上離して温風を当てる
ドライヤーの温風は吹き出し口は100℃近くにもなりますので、あまり近付けた状態で温風を当てると火傷してしまいます。
ドライヤーの風が程よく暖かく感じる距離の目安は10~20cm程度ですので、自分に適した距離を探ってみましょう!
ポイント5.温風で8割乾かす→冷風で残り2割乾かす→育毛剤を使用
温風で頭髪がある程度乾いたと感じたら、次は冷風に切り替えて風を当てていきます。
温風で髪を乾かしても毛髪表面のキューティクルは開いたままですし、頭髪に熱が籠って汗をかきやすいので、冷風で仕上げを行います。
頭髪を乾かし終えたら最後に育毛剤を使うようにしましょう。
- 温風で乾燥
- 冷風で仕上げ
- 育毛剤の塗布
の順を経ると育毛剤の成分をドライヤーの熱で壊す事無く使用することが出来ます。
薄毛、ハゲが気になる人にとってドライヤーは果たして有益なものなのでしょうか...
自然乾燥は絶対にダメ!ハゲる原因になる
髪が短い男性はドライヤーで髪を乾かさない人も多いかもしれませんが、禿げる要素満載ですので自然乾燥は絶対にしてはいけません。
では、なぜ自然乾燥がいけないのか、その理由を見ていきましょう!
頭皮の雑菌が繁殖する
頭皮は髪の毛に覆われていますので、洗髪後の頭皮は乾きにくく蒸れた状態になっています。
蒸れた状態は体温による適度な温度と湿度により、頭皮の細菌が増加しやすい環境になっています。
普段は無害の頭皮常在菌でも繁殖する事で頭皮環境が変化しますので、人によっては炎症やかゆみを引き起こす原因となります。
炎症やかゆみなどの頭皮トラブルはヘアサイクルを乱す原因となり痒みや抜け毛に繋がります。
血行不良
髪の毛を自然乾燥させると水分の蒸発に伴って発生する気化熱により、頭皮周辺の熱が奪われて頭皮の温度が下がります。
すると頭皮に張り巡らされた毛細血管の血行不良が起こり、毛母細胞に十分な血液が送られなくなることで、髪の毛を育てる栄養が不足してしまうのです。
キューティクルが開いたままに
髪の毛はうろこ状のタンパク質、キューティクルによって覆われていますが、濡れた状態では、キューティクルが開いた状態になっています。
キューティクルが開いた髪の毛は、普段の状態の髪の毛よりも傷付きやすく、手グシや衣類の摩擦などによっても傷が付きます。
すると枝毛や切れ毛の原因となり、毛髪表面もガサガサでクシが通りにくくなったり、艶のない傷んだ頭髪となってしまいます。
育毛ブラシも効果的!
育毛ブラシ自体は発毛育毛に直接的な効果があるわけではありませんが、頭皮・頭髪ケアの補助的な役割を果たしてくれます。
育毛ブラシの大きな目的として血行促進効果があります。
頭皮は血行が悪くなると硬く弾力がない状態になります。
そこで適度な硬さのブラシでブラッシングをすることで、頭皮をマッサージし血行を促進します。
育毛ブラシはそれ自体で効果抜群というわけではありませんが、補助的な役割を果...
シャンプーも正しい方法で行おう
ここまで抜け毛について色々と説明してきましたが、まだ「シャンプーなんて適当に洗えばOK」と思っている人はもういませんよね?毎日のことだから正しい洗い方をすることが大切ですし、どんなふうに洗うかで頭皮環境に差が出て薄毛を防ぐ有効な対策になるのです。
今日から実践!正しいシャンプー方法を見直そう
薄毛対策には正しいシャンプーが欠かせません。
でも多くの人が誤った方法でシャンプーをし、頭皮にダメージを与えてしまっています。
毎日のことですので、正しい方法を把握しておきましょう!
洗う前のブラッシング&予備洗い
まず、頭髪をお湯ですすぐ前に事前に軽くブラッシングをして髪のほつれを解いたり、付着している汚れを取り除きましょう。
そしてシャンプーを付ける前にお湯で予備洗いをします。
予備洗いだけでも大半の汚れを落とせますし、しっかりと髪と頭皮を濡らしておく事で シャンプーを付けた際に泡立ちやすくなります。
シャンプーを泡立てるときのポイント
シャンプーは手に取った後、しっかり泡立ててからに頭皮を洗います。
頭皮にシャンプーの原液を直接つけてはいけません。
頭皮を洗う際は毛穴の汚れを浮かし出すイメージで、指の腹で頭皮を優しく洗いましょう。
スカルプブラシなどを使用するのも有効ですが、ゴシゴシ擦り過ぎないように注意が必要です。
洗い流すときはしっかりと
シャンプーはしっかりと洗い流しましょう。
すすぎ残しがあると、毛穴が詰まったり炎症を起すといった頭皮のトラブルに繋がります。
リンスやコンディショナー、トリートメントを使用する際はなるべく頭皮に付かないように髪のみに馴染ませ、シャンプーと同様にすすぎ残しやヌメヌメ感が残らないようにしっかりと洗い流します。
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総括
本記事の重要事項をまとめると、このようになります。
- 1日で抜ける髪の毛の平均的な本数は50~200本
- 女性は一時的に産後抜け毛が増える
- シャンプー、ドライヤー時が最も髪が抜けやすい
- 抜け毛の原因はヘアサイクル、季節、間違ったヘアケア、AGA
- 抜け毛は秋に最も増える
- 細くて短い抜け毛は薄毛進行中の証
- シャンプー・ドライヤーを正しく使えば抜け毛は減らせる
- 頭皮・髪に優しいシャンプーを選ぼう
- 抜け毛を減らすには育毛剤やスカルプエッセンスがおすすめ!
抜け毛が多いと少し怖い気持ちになりますが、不安がっているだけでは解決しません。
シャンプーやドライヤー、ブラッシングのやり方を変えるだけでも抜け毛は減らせますので、一日でも早く行動を起こしましょう!!
最終更新日: 2021-06-08
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