【時期別解説】抜け毛が多い季節は秋!季節別の抜け毛の原因と対策方法まとめ
髪の毛は日々、抜けては生えてを繰り返しますが、特に抜け毛が多い季節や時期があります。そこで、当記事では「季節や時期別の抜け毛対策」をわかりやすくまとめました。「気付いたら薄毛になっていた!」なんてこともありえますので、今のうちに対策を打っておきましょう!
目次
枕に抜け毛が!一日の抜け毛本数の平均は?
「ある朝起きたら枕にたくさんの毛がついていた・・・」といった経験はありませんか?
1日に抜ける髪の毛の平均は50〜100本と言われています。
このうちの多くは入浴時のシャンプーなどによって抜け落ちますが、100本程度でしたら特に心配いらない場合が多いです。
しかし100本を大きく超える数は抜け続ける場合は、何かしらの問題・原因があるかもしれません。
その際「この時期になると抜け毛が増えるなぁ」など思ったら、薄毛の進行というよりも季節と関係している可能性があります!
抜け毛が最も多い季節は秋!
一般的には「秋」になると抜け毛が多くなる傾向にあります。
梅雨が明けたあとの8月から抜け毛が多くなり始め、暑さが落ちつく9月にピークを迎えます。
ではなぜ秋になると抜け毛が増えるのでしょうか?
秋に抜け毛が増える原因
個人差はありますが、秋に抜け毛が多くなる原因として、
- 夏の紫外線の影響
- 夏バテの影響
- 季節が移り変わるため
- ヘアサイクル
があります。
では秋の抜け毛を減らすように、これらの原因を見ていきましょう。
夏の紫外線の影響
紫外線が一番強くなるのが夏です。
頭頂部は日光が当たりやすいので、自然と紫外線の影響を受けやすくなり、
- 毛髪の乾燥
- 強度の低下
- 表面の粗雑化
- 色素や光沢の消失
- 毛母細胞のダメージ
といった事態を招きます。
髪の毛の主成分はタンパク質です。
このタンパク質は、複数のアミノ酸の結合でできています。
しかし紫外線が髪の毛に吸収されると、活性酸素が発生し結合をしているアミノ酸を酸化させ別の物質に変化させます。
これがタンパク質へのダメージとなって、髪の成長を妨げてしまうのです。
こうしたダメージだけでなく、紫外線は頭皮の毛母細胞に悪影響を与えます。
毛母細胞の働きが落ちると、抜け毛、薄毛、白髪へとつながることがあります。
夏バテの影響
夏バテは夏の暑さによる自律神経系の乱れによって起こる症状です。
夏バテとは夏の期間だけでなく、夏の暑さの影響で秋口に体調を崩すことを意味する言葉でもあります。
人体は常に体温を一定に保とうとしますが、高温多湿の環境だとそのためのエネルギー負担が大きくなります。
この状況が長引くと体の熱を排出できなくなり、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
自律神経は内臓機能やホルモンに影響を与えているため、バランスが崩れると、
- 血圧の乱れ
- 激しい動悸
- 肌の衰え
- 毛細血管収縮
- 髪の毛の栄養不足
- 抜け毛の増加
などの原因になります。
季節の変わり目
寒い季節から暖かい季節に移る春や、「温」から「寒」に移る秋といった季節の変わり目に抜け毛が増える傾向にあります。
これは犬などの動物たちと同様に、気候の変化に備え毛を生え替えていた頃の名残で、そのため抜け毛が増えやすいのだと考えられます。
頭髪の生え変わり(ヘアサイクル)
髪の毛が成長し始めてから抜け落ちるまでの、生え変わりの周期をヘアサイクル(毛周期)といい約2~6年の期間があります。
ヘアサイクル(毛周期)は、
- 成長期(4~6年間):新しい髪の毛が生えて成長する期間
- 退行期(2~3週間):髪の毛の成長が止まる期間
- 休止期(数ヶ月間):毛穴の奥で新たに成長を始めた髪の毛に押し出され抜ける
この3つの期間を平均5.5年かけて巡ります。
ただし成長期の期間には個人差もあり、男性は2〜5年、女性は4〜6年と違いがあると言われています。
抜け毛が増えたと感じられるときは、このヘアサイクルが乱れ成長期が短くなっている可能性があります。
つまり秋に抜け毛が増えると感じる人は、何らかの原因でヘアサイクルが乱れ、秋に抜け毛が増えたことが考えられます。
秋の抜け毛対策
秋に抜け毛が増えるのは、夏のダメージの蓄積が主な原因です。
そのため秋の抜け毛予防のためには、夏の間にしっかりとケアしておくことが鍵となります。
秋に向けて夏の間にしておく対策は、
- 帽子やUVスプレーなどで髪と頭皮を紫外線から守る
- 頭皮を清潔に保つ
- 規則正しい生活を過ごす(睡眠・食事・運動)
です。
そして秋に入ってからの対策として、
- 育毛剤でこまめにケアする
- 十分に睡眠を取る
- 栄養バランスの良い食事を摂る
です。
秋は抜け毛が多くなるため、育毛剤の効果を実感しにくい可能性があります。
だからといって諦めず、毎日コツコツお手入れをしましょう。
秋は抜け毛の多い時期だからこそ、育毛剤をしっかり使うことが大切です。
夏の熱帯夜で寝不足気味だった心身に、追い討ちをかけるように寝不足気味で過ごすのは髪の毛へのダメージが増える一方です。
夏のダメージを修復するためにもしっかり睡眠を取るようにしましょう。
そして秋は実りの季節ですので、おいしい食べ物がいっぱい集まります。
旬の物を多く取り入れバランスの良い食事を心がけましょう。
春、夏、冬の抜け毛の原因・対策とは
ここまで秋に抜け毛が増える原因と対策について見てきました。
では他の季節、春、夏、冬はどうなのでしょう?それぞれの季節の抜け毛の原因と対策を見ていきます。
春の抜け毛の原因
春は一番抜け毛が少ない時期ではありますが、抜け毛の主な原因として
- 生活環境の変化からくるストレスによる自律神経の乱れ
- 激しい寒暖差による自律神経の乱れ
- 気圧の変化による自律神経の乱れ
- 花粉によるアレルギー
などがあります。
春は進学や就職、転勤や引っ越しなど生活環境が大きく変わる季節です。
そのため通常以上に気を遣うとストレスを感じ、自律神経の乱れを引き起こし抜け毛が増えてしまいます。
また春は一年のうちで特に寒暖差が激しい季節です。
人間は寒暖差に対応するため交感神経が優位な状態を保とうとします。
すると相当なエネルギーが消耗されるため自律神経が乱れ、疲れやだるさを感じるとともに抜け毛が増えるのです。
花粉はくしゃみ、鼻水、目のかゆみだけでなく、皮膚の炎症を引き起こすおそれがありますので、頭皮の炎症による抜け毛が起こる可能性があります。
春の抜け毛の対策
春の抜け毛の対策としては、自立神経を整えることが大切ですので、
- 目元を温める
- ぬるめの炭酸温水入浴
- 身体を冷やさない
- 睡眠の質を上げる
といった方法でリラックスしましょう。
目元を程よく温めると副交感神経が優位になりリラックスできます。
気持ち良いと感じる約40℃が最適で、アイマスクや蒸しタオルを使用すると良いでしょう。
また炭酸ガス入りの入浴剤を入れたお風呂に10~20分間入浴すると体温、血圧、心拍数が穏やかに変化します。
40℃ぐらいのお風呂に週5日以上入浴することで自律神経が整いリラックスできます。
春は一日の寒暖差が大きい季節なので、衣類での温度調整が必要不可欠になります。
外出の際は簡単に羽織れるストールやカーディガン、使い捨てカイロなどを携帯しましょう。
そして良質な睡眠のためには目元や首元を温めるとリラックスでき、副交感神経が優位になります。
すると血の巡りが良くなり手足の先から放熱して体温が若干下がります。
この体温の落差が眠気を誘い自然と眠れるようになります。
他にもアロマオイルでマッサージをしたり、ゆったりした音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス方法を心掛けましょう。
夏の抜け毛の原因
夏や梅雨の抜け毛の主な原因は、
- 紫外線によるダメージ
- 発汗による皮脂の増加
- 海水浴の塩分やプールの塩素
- 熱帯夜による睡眠不足
- 冷房による乾燥
- 食欲減少による栄養不足
などがあります。
夏の強い紫外線は髪の毛と毛母細胞に強いダメージを与えます。
また熱や湿気によって頭皮の皮脂が増加し、毛穴が詰まったり、細菌が大繁殖して炎症を起こす場合があります。
海水浴後何もしないでいると海水の塩分が頭皮の毛穴を詰まらせます。
プールの場合は塩素が頭皮の角質を剥がし、保護機能が奪われ保湿力が低下するおそれがあります。
熱帯夜だと良い睡眠を取るのが難しいため、寝不足が続くと抜け毛が増えてしまいます。
だからといって冷房をかけっぱなしで寝たり、長時間クーラーがかかった場所にいると頭皮が乾燥してしまいます。
そして髪の毛に必要なのはバランスの良い食事です。
偏った食生活は髪の毛に必要な栄養を不足させてしまいます。
夏バテによる食欲不振、冷たいものの摂りすぎ、過度なダイエットは髪の毛の栄養不足を招きます。
夏の抜け毛の対策
夏の抜け毛対策としては、
- 帽子や日傘、UVカットヘアスプレーで直接紫外線を浴びない
- 頭皮を清潔に保つ
- 頭皮の温度と湿度を下げすぎない
- しっかり睡眠を取る
- バランスの良い食事を摂る
です。
紫外線が髪の毛と頭皮に与えるダメージは大きいので、しっかりガードすることが大切です。
またプールや海から上がったら、こまめに真水で頭を洗い流しましょう。
髪や頭皮についた塩素や塩分を落とすことでダメージを減らすことができます。
クーラーの効きすぎた部屋で長時間過ごすと、頭皮が乾燥したり血行不良になります。
そのため温度管理や湿度に注意し、直接冷風に当たらないように注意しましょう。
とはいえ、身体の疲れを回復させないことには髪の毛や頭皮へ栄養が運ばれません。
そこで暑さで寝苦しい夜は、冷房にタイマーをかけて眠りに付くのも良い方法です。
夏は身体にも髪の毛にも厳しい季節です。
紫外線を避け、清潔に保ち、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけましょう。
冬の抜け毛の原因
冬の抜け毛の主な原因は、
- 体の冷えによる血行不良
- 頭皮の乾燥
です。
体が冷えると血管が収縮して頭皮の血行が悪くなります。
そのため酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、毛根の活動が低下し抜け毛が増えてしまうのです。
また冬は湿度が低いので頭皮が乾燥すると、かゆみが出たり、フケが発生しやすくなるといった頭皮トラブルが起きやすくなるのも特徴です。
冬の抜け毛の対策
冬の抜け毛対策は頭皮の冷えと乾燥から守ることですので、
- 帽子をかぶって冷えから頭皮を守る
- 血行促進のため低めの温度のお風呂に長くつかり体の芯まで温める
- 乾燥を防ぐためにシャンプーをしすぎない
- 頭皮専用クリームなどで潤いを保つ
頭皮を冷えから守るために帽子をかぶったり、長めに入浴することで滞っていた血流を促進させましょう。
また適度な運動や頭皮マッサージなども冬の抜け毛対策には有効な手段です。
またたくさん汗をかいていない日は、シャンプー剤などを減らして洗髪するのも良い方法です。
冬場は乾燥が激しいため、頭皮から皮脂を奪いすぎないように注意が必要です。
乾燥した状態が続くようであれば、頭皮専用クリームなどで潤いを保つようにしましょう。
女性の抜け毛は6月~10月が多い
女性の抜け毛が多くなる時期は、6月から10月といわれ、特に9月と10月が最も多い時期とされます。
原因として考えられるのは、
- 強い紫外線の影響
- 高い気温と湿度
- 発汗による頭皮環境の悪化
- 体調不良による女性ホルモンの乱れ
女性特有の抜け毛増加の理由として体調が崩れからくる、女性ホルモンのバランスの乱れがあります。
そのため冬の時期より、体調の変化がおきやすい夏の方がより影響を受けやすいのです。
抜け毛や薄毛には女性ホルモンが大きく関わってきますので、体調を整えることが重要です!
幼児や子供の抜け毛は8月~9月が多い
子供の抜け毛が多いのは8~9月です。
大人と同じく紫外線から受けるダメージが原因ですが、子供の場合、再生力が高いため過度に心配する必要はありません。
かといって髪の毛や頭皮がダメージを受けるというのは、決して良いことではないため、熱中症防止も兼ねて帽子をかぶり、紫外線から頭を守りましょう。
子供の場合一日の抜け毛は、50~200本が正常範囲内と考えられています。
夏は300本も抜けることがありますので、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
抜け毛が多くなる期間に注意すること
日頃から頭皮や髪の毛をちゃんとケアすれば、抜け毛の増加を未然に防ぐことが可能です。
そこでどんなことに注意すれば、抜け毛を減らせられるのか考えてみましょう。
気が付いたら何だか髪の毛が薄くなっている…おでこが広くなってきた…見て見ぬ...
偏った食生活・過度なダイエット
髪の毛はほとんどがタンパク質で形成されていますので、髪のためにはタンパク質を多く含む食品を進んで摂取することが良い方法です。
ただし抜け毛予防といった観点から考えた場合、タンパク質ばかり摂取するのはあまり良くありません。
大切なのはバランスの良い食事で、髪の毛に十分な栄養素を行き渡らせることです。
そこで健やかな髪の毛を保つ栄養素を簡単にまとめました。
栄養素 | 効果 | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
タンパク質 | 髪の毛の材料 | 肉・魚・卵・乳製品・大豆・納豆・豆腐 |
ビタミンB2 | タンパク質を体中で変換・皮膚の新陳代謝を促進・皮脂の分泌を抑制 | レバー・卵・大豆・乳製品・緑黄色野菜 |
ビタミンB6 | タンパク質を体中で変換・皮膚の新陳代謝を促進・皮脂の分泌を抑制 | 青魚類・レバー・肉類・バナナ・キャベツ・ナッツ類・大豆 |
その他ビタミンB | タンパク質を体中で変換・タンパク質の吸収を促進 | レバー・魚介類・肉類・卵・緑黄色野菜・豆類・玄米 |
亜鉛 | ケラチンタンパクを合成 | カキなどの貝類・うなぎ・海藻類・肉類 |
ビタミンA | 細胞分裂を正常化 | 緑黄色野菜・レバー・うなぎ |
ビタミンC | コラーゲンの生成・亜鉛の吸収を補助 | 柑橘類・野菜類 |
ビタミンE | 毛細血管の拡張 | ナッツ類・植物油・魚介類・ゴマ |
ダイエットなどで食生活が偏っていると、抜け毛が多くなる可能性があります。
髪は食物から吸収できる栄養素からできているので、栄養が偏っていると健康な髪を維持することができません。
髪が抜けやすい人は何かの栄養が不足がちになっていると考えられますので、バランスの良い食事をきちんと摂るように心がけましょう。
若ハゲに悩んで、いろいろな育毛剤を試してみては、その効果に疑問を感じている...
運動不足
折角バランスの良い食事を取っても、栄養が行き渡らないのでは意味がありません。
そこで運動などで血流を良くし髪の毛に必要な栄養素を頭皮に運びましょう。
オススメとしてはストレス発散も兼ねつつ、無理なく続けられる運動です。
バランスの良い食事と同じく継続することが大切です。
薄毛の原因といえばすぐDHT(ジヒドロテストステロン)と考えがちですが、実...
過度なストレス
高いストレスを抱えると、自律神経のバランスと働きに乱れを起こし、体に様々な影響を与えてしまいます。
糖尿病や十二指腸潰瘍などを引き起こす原因となりますが、薄毛・抜け毛の原因ともなります。
ストレスと抜け毛の増加にはどのような関係があるのでしょうか?
考えられる理由を見ていきましょう。
よく「ストレスがハゲる原因になる」という話を聞きます。
しかし、現在医療機関...
頭皮の血行不良が栄養不足をもたらす
ストレスは自律神経に悪い影響を与える作用があり、自律神経に乱れが生じると血液の流れが阻害されます。
髪の毛は毛乳頭細胞や毛母細胞に栄養が送られることで生えますが、その栄養を運ぶのが血液の役目です。
つまり血流が悪くなり頭皮に運ばれる栄養が不足するとヘアサイクルに乱れが生じ、髪の成長が阻害され、抜け毛が増えたり、髪に元気がなくなるのです。
頭皮の硬化が毛穴の呼吸を邪魔する
ストレスが重なると、頭がしびれたり頭皮が硬化するといった症状が現れる場合があります。
頭皮が硬直していると角質層の水分量が減っている可能性があり、この状態では頭皮を柔軟に保てず、皮脂が落ちにくくなります。
すると毛穴が詰まり呼吸が阻害され、抜け毛が増えてしまうのです。
皮脂の過剰分泌
ストレスを溜め込んでしまうとホルモンバランスが崩れ、ホルモンの分泌が正常に機能しなくなります。
そのとき男性ホルモンが過剰に分泌されると、皮脂の分泌が促進され、その皮脂が角栓となり毛穴に詰まることで、頭皮の呼吸を邪魔し毛が抜けやすくなるのです。
ストレスと上手く付き合うには?
ストレスのサインに気づいたら、できるだけ早めに対処しましょう。
- 親しい人と交流する
- 笑いを上手に取り入れる
- 緊張を細切れにする
- 落ち着ける環境で過ごす
- 仕事などに関係のない趣味を持つ
- 自然と触れる機会を持つ
- 適度に運動をする
- タバコやお酒に頼らない
もしストレスが溜まっていると感じたら、一人で我慢せずに誰かに話しましょう。
気分転換をしたり、休息することで気持が晴れるなら、そのストレスは自分でコントロールできているので、過度に心配する必要はありません。
しかし不眠が続く、心のモヤモヤが数週間も消えない、やる気が出ない、疲れやすい、といったサインを感じたら専門家に相談しましょう。
ストレスを抱えたとき大切なのは、一人で頑張ろうとしすぎないことです。
睡眠不足
頭皮には髪の毛の1/10の太さの毛細血管しかありません。
そのため抜け毛予防のためには、睡眠時にリラックスして副交感神経を優位にして血管を広げ、頭頂や生え際に栄養が届きやすくさせる必要があります。
また睡眠時は成長ホルモンの分泌が活発になり、新陳代謝が促されるので、抜け毛予防にとって非常に重要です。
しかし質の悪い睡眠だと、成長ホルモンがあまり分泌されず、交換神経が優位になったままでリラックできません。
つまり質の良い睡眠が成長ホルモンの分泌を促し、副交感神経が優位になり血流が良くなることで頭部に栄養がいき渡るのです。
加えて睡眠不足はストレスを生みます。
睡眠不足で能力が低下した大脳は、必要以上に頑張ろうと緊張状態に陥ります。
すると思考や感情が過敏になり、交感神経が活発化するので、質の悪い睡眠や不眠を招くおそれがあります。
髪と睡眠の関係を知らずにいたら、どんどん薄毛が進んでしまうかも! まだ2...
いつでもできる!基本の抜け毛対策
ここまで抜け毛の多くなる期間に注意することについて見てきました。
では日頃から簡単にできる抜け毛対策にはどんなものがあるのでしょうか?
シャンプーを再検討
抜け毛が気になり始めたら、これまで使っていたシャンプーを見直す良い機会です。
ただしシャンプーはどれでも同じではないので、目的に合った商品を選び、ケアすることが大切です。
成分表を見ると合成のものを使っていたり、天然由来のものだったりと、実に様々な商品があるのが分かります。
そこで重要なのがシャンプーの成分にどのような効果があるのか知ることです。
最近は育毛剤の他に、薄毛・抜け毛対策・予防に育毛シャンプーも人気が出てきて...
女性の薄毛は男性とは異なる理由で発生します。
そのため最近では、女性用育毛剤...
シャンプーの成分「界面活性剤」をチェック!
水以外のシャンプーの主な成分、界面活性剤について確認してみましょう。
特にシャンプー剤に最も適しているのが、アニオン界面活性剤と呼ばれるものです。
アニオン界面活性剤の主な働きは汚れの洗浄と泡立ちです。
以下に様々なシャンプーの種類とメリット・デメリットをまとめました。
アニオン界面活性剤 | メリット | デメリット |
---|---|---|
石鹸系 | 洗浄力が高い・安全性が高い | 泡立ちが弱め・髪の毛がごわつく |
高級アルコール系 | 洗浄力が高い・泡が立ちやすい | 刺激が強い |
アミノ酸系 | 刺激が少ない・保湿成分が髪の毛や肌に吸着しやすい | 肌に成分が残りやすい・洗浄力が弱め |
両性イオン系 | 保湿力が高く髪や肌が潤う・刺激が少ない | 洗浄力が弱め |
タウリン系 | 汚れが良く落ちる・泡が立ちやすい・肌に優しい | 連続使用すると髪質が重くなる |
タンパク質系 | 汚れが良く落ちる・刺激が少ない | 泡立ちが弱め |
どんなシャンプーが良いのかは、使う人の目的によって異なるため一概にはいえませんが、アルコール系の界面活性剤が含まれているシャンプーを使う際は注意してください。
洗浄力が強いアルコール系は、肌への刺激が非常に強い成分ですので、敏感肌など、肌が弱い人が使用すると抜け毛や薄毛を進行させる可能性があります。
◆アルコール系界面活性剤
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸塩
肌が弱い方はこれらの成分に気をつけてシャンプーを選んでください。
お風呂後のドライヤー
男性の場合、あまり髪を長くしていないため、つい自然乾燥をしちですが、抜け毛を気にしているのならそれは厳禁です。
自然乾燥が厳禁な理由は、
- 雑菌増加による頭皮環境の悪化
- 体温低下に伴う血行不良
- キューティクルが閉じていないため髪が傷つきやすい
です。
ドライヤーを使わないとお風呂上りの頭皮は長時間蒸れたままの状態です。
そこに菌が大発生した場合、炎症の原因となるおそれがあります。
また水分が蒸発する過程で、気化熱によって頭皮の体温が奪われます。
体温を奪われた頭皮の血行は下がり、毛母細胞に栄養が行き渡らなくなります。
そして濡れた髪はキューティクルが開いたままなので、非常に傷つきやすい状態です。
一度傷ついた髪が回復することはありませんので、枝毛や切れ毛の原因となるおそれがあります。
ドライヤーは一度購入すれば、その後は電気代だけで髪の毛をケアできるアイテムですので積極的に活用して丈夫な髪の毛を育てましょう。
薄毛、ハゲが気になる人にとってドライヤーは果たして有益なものなのでしょうか...
忙しいときはブラッシングだけでもOK
ブラッシングは頭皮の血行促進が期待できます。
血行が悪い頭皮は硬化するので弾力がなくなります。
そのためこまめにブラッシングをして頭皮をマッサージし血行を促進しましょう。
また育毛剤と併用することで、抜け毛を防ぎながら育毛の効果が期待できます。
育毛ブラシはそれ自体で効果抜群というわけではありませんが、補助的な役割を果...
ヘッドスパでリフレッシュ
もし経済的に余裕があるのなら、ヘッドスパに通うのもオススメです。
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となっています。
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総括
今回の記事をまとめると、
- 抜け毛がもっとも増える季節は秋で、特に食生活、ストレス、睡眠不足に注意
- 春夏秋冬、抜け毛を増やさないための共通点は、良い睡眠と良い食事
- 春の抜け毛の原因は、環境や気候の変化による自律神経の乱れなので、リラックスして自律神経を整える
- 夏の抜け毛の原因は、強い紫外線のダメージ、皮脂の増加、冷房による頭皮の乾燥なので、紫外線をガードし、頭皮を清潔に保ち、冷房に注意する
- 秋の抜け毛の原因は、夏に受けたダメージの影響なので、あきらめないで育毛剤でこまめにケアする
- 冬の抜け毛の原因は、寒さによる血行不良と頭皮の乾燥なので、寒さと乾燥から頭皮を守り、血行を良くする
- 女性はホルモンバランスの乱れに注意し、子供の抜け毛には神経質にならずに紫外線から守る
- シャンプー、ドライヤー、ブラッシングで常に頭皮ケアを怠らない
- お金に余裕があればヘッドスパを利用
- 常に育毛剤を使用するのは効果的な抜け毛予防
抜け毛がもっとも増える秋に限らず、一年を通して健康的な生活を送ることが予防の第一歩です。
さらにそこから歩みを進め、高い効果が期待できる育毛剤などで抜け毛予防をしましょう。
最終更新日: 2021-03-30
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抜け毛
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