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【飲酒と若ハゲの危険な関係】薄毛の改善には禁酒の覚悟を

最近になって、飲酒が薄毛を進行させる原因だという説が浮上しています。タバコは「百害あって一利なし」ですが、お酒は「百薬の長」とも言われますね。 ここではお酒と薄毛の関係をご説明します。

アルコールは適量ならば問題ない?

実は、飲酒と薄毛の関係は専門家の間でも意見が分かれています。

アルコールによって血管が拡張され血行が良くなること、ストレス解消になることをもってアルコールは髪にも良い影響を与える、という考え方もあるのです。

ただしこれも「適量の場合」に限ります。

では適量とはどの程度の量のことでしょうか。

「日本人の適量」とは

厚生労働省では、日本人の「節度ある適度な飲酒」の量を純アルコールで1日約20g程度としています。

これはビール500ml、清酒1合、ウイスキー・ブランデーではダブル60mlにあたります。
また、アルコール代謝能力の低い人はさらに少量を勧めています。

この「節度ある適度な飲酒」としては、次のことに留意する必要がある。

1) 女性は男性よりも少ない量が適当である
2) 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
3) 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4) アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5) 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない

引用元: www1.mhlw.go.jp

男性と女性では適量が異なる

アルコールの適量は男性と女性では異なり、基本的に男性の方が適量は多くなっています。

理由としては、肝臓の大きさは体格に比例するため、女性に比べ男性の方がアルコールの分解が楽な事と、血流量も女性に比べ多いため、血中アルコール濃度が上がりずらいことです。

日本人は世界で有数の「アルコール代謝能力が低い」国民

アルコール代謝というのは、アルコールが分解してアセトアルデヒドという有害物質に変化した際、それを分解する能力のことです。

これにはアセトアルデヒドが高濃度の時のみ働く「ALDH1」と、低濃度で働く「ALDH2」という酵素がかかわっています。
ALDH2の活性が弱い(反応が鈍い)と、アセトアルデヒドをなかなか分解できないため、肝臓に負担をかけてしまいます。

日本人はALDH2の活性が正常な活性力(NN型)の16分の1しかない低活性型の人(ND型)が約40%、完全に不活性の人(DD型)が約4%いるとされています。

つまり、約半数の日本人がアルコール代謝能力が非常に低いのです。
この酵素の働きは遺伝子で決まっており、どれほどお酒を飲んでも変化することはありません。

AGA若ハゲの原因 日本人は世界で有数の「アルコール代謝能力が低い」国民

自分のタイプを調べたい場合は、腕に消毒用アルコールを含ませた絆創膏を貼り、10分間放置します。

赤くなったらDD型、ピンクならND型、無変色の場合はNN型で分解酵素を持っている人です。

自分がどの型に属するかは血液検査でわかりますし、もっと簡単な方法としては、腕に消毒用アルコールを含ませたバンソウコウを10分間貼って調べることもできます(赤くなったらDD型、ピンクになったらND型、無反応はNN型だそうです。
)。

同じ量の酒を飲んだ場合の血中アセトアルデヒド濃度は、ND型はNN型の人の4~5倍、DD型はNN型の人の20~30倍になると言われています。

引用元: www.nta.go.jp

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アルコールと薄毛の関係

AGA若ハゲの原因 アルコールと薄毛の関係

飲酒が頭皮や髪の毛に与える影響は主に以下の7点です。

  • アセトアルデヒド分解でアミノ酸消費
  • 髪に欠かせないビタミンB群の消費
  • 肝臓への負担
  • 男性ホルモン(DHT)の増加
  • 睡眠不足による成長ホルモン不足
  • 糖質の過剰摂取や過食
  • 発毛剤の副作用リスクの増加

上記のポイントについて詳しく解説していきます!

アミノ酸がアセトアルデヒド分解に消費される

お酒に含まれ、人体にとって毒と言われるアセトアルデヒドですが、実は薄毛にも悪影響を及ぼします。
アセトアルデヒドが肝臓で分解・解毒される際、大量のアミノ酸が消費されます。

ALDH2低活性・不活性型の人ならなおさらです。

アミノ酸には必須アミノ酸のメチオニンや非必須アミノ酸のシステインといった、髪の成長に重要な成分を含んでいます。
それらがアセトアルデヒドの解毒に使われてしまうと、髪に栄養を送ることができなくなります。

皮膚を健康に保つビタミンB群も消費される

アセトアルデヒドの分解の際に、アミノ酸と同時にビタミンB群も消費されてしまいます。
ビタミンB群は肌を健康に保つ働きがあり、新陳代謝に必要な栄養素です。

特にビタミンB2は頭皮の皮脂の分泌をコントロールしているため、不足すると脂性肌になり、ひどくなると脂漏性皮膚炎を起こして頭皮環境が悪化します。

また髪の毛の成長に欠かせない毛母細胞の活性化や、白髪予防のメラニン色素形成もしているため、アセトアルデヒド分解によってビタミンB群が減少してしまうと薄毛に繋がります。


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肝臓に負担がかかる

AGA若ハゲの原因 肝臓に負担がかかる

アルコール分解のために酷使された肝臓は自律神経を狂わせ、血管を収縮させるため血行不良を引き起こします。

さらに、アルコールには糖質が多く含まれています。
特にビールや発泡酒は中ジョッキ1杯で11~13gも含まれています。
糖質を摂るとインスリンが分泌され、脂肪を溜め込んでしまいます。
すると頭皮の皮脂量も増え、毛穴を塞いだり細菌が繁殖したりしてしまうのです。

テストステロンがDHTに変化する

アセトアルデヒドは、血液中の男性ホルモン・テストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変化させる働きがあります。

DHTが毛根の細胞にある受容体に結合すると、髪の毛をつくるための毛母細胞が弱ってしまい、M字ハゲやつむじハゲといった薄毛になってしまいます。

アセトアルデヒドについての研究報告を紹介します。

そして近年、アルコールがそのDHTを増やす要因となる、という研究報告がありました。
アルコールが体内で分解される際に、このアセトアルデヒドという毒性のある物質が発生するわけですが、通常ならアセトアルデヒド脱水素酵素によって「酢酸」に分解されるこの物質が、アルコールの過剰摂取により分解が追い付かなくなった末に体内を循環し、結果的にDHTの増加につながるという事です。

引用元: gorilla.clinic

喫煙する方は要注意!

喫煙は男性ホルモン(DHT)を増加させてしまう上、肝臓へのダメージの可能性もあります。

加えてタバコを吸うと「快楽」に対する脳の反応が鈍るためアルコールの過剰摂取につながりやすく、このことからタバコとアルコールを同時に摂るのは注意が必要です。

さらに喫煙は血流を悪くしてしまう効果もあるため、適度な飲酒によってせっかく血行促進してもタバコを吸ってしまってはもったいないです。

また喫煙自体も薄毛の原因の一つであり、タバコに含まれるニコチンの分解でビタミンなどの栄養素が消費されてしまいます。

ビタミンCは皮膚の健康維持、つまり頭皮環境の維持に欠かせない栄養です。

禁煙がもたらす薄毛改善効果についてはこちらを参考にしてください。

睡眠が浅くなり、成長ホルモンが分泌されない

AGA若ハゲの原因 睡眠が浅くなり、成長ホルモンが分泌されない

アルコールを飲むとぐっすり眠れるような気がしますが、実際には麻痺していた中枢神経がアルコールの分解によって徐々に回復してくるため、脳はほとんど休めません。

アルコールの利尿作用によって何度もトイレに起きてしまい、熟睡できず、ストレスの原因にもなります。

良質な睡眠は医師が推奨するストレス解消法でもある反面、逆に睡眠が荒れるとストレスがたまり、円形脱毛症などを引き起こす可能性があります。

また成長ホルモンは皮膚の新陳代謝を促進させる作用があり、入眠後3時間分泌が盛んになるとされています。
しかし成長ホルモンは熟睡していないとほとんど分泌されないため、髪の正常な発育を妨げてしまうのです。

糖分の過剰摂取や過食につながる

アルコールの摂取によって過食になってしまうというのは良く言われることで、実際にマウスでの実験ではアルコールによって空腹が助長されるという結果が出ています。

ビタミンやタンパク質といった髪に良い栄養を摂るのは良いことですが、とはいえ何よりも適量がベストですし、油っこい食べ物の過剰摂取は頭皮の皮脂の過剰分泌につながります。

またお酒自体に含まれる糖質やカロリーもバカにならないため、毎日お酒を飲むという方はたまには糖質・カロリーオフのお酒にしてみるのが良いでしょう。
日本酒などはまだ良いのですが、梅酒やワインなどの甘いお酒は注意が必要です。

食べ過ぎや糖質の過剰摂取は、肝臓など薄毛以外の病気にもつながります。

プロペシアの働きを低下させる

AGA若ハゲの原因 プロペシアの働きを低下させる

AGA治療薬のプロペシアはDHTの発生を抑える働きがあります。
ところが、アルコール摂取によってこの働きが衰え、AGAの進行が進んでしまう場合があります。

プロペシアを使用中の方は、極力飲酒は控えるようにしましょう。
特にALDH2低活性型・不活性型の場合は、禁酒をお勧めします。

AGA治療薬のプロペシア(フィナステリド製剤)には、テストステロンをDHTへと変換させる酵素の働きを阻害する効果があるため、日本発のAGA治療薬として登場し、広く一般に利用されるようになりました。

せっかく、プロペシア(フィナステリド製剤)を飲んでいても、アルコールの飲みすぎや、アセトアルデヒドを分解する酵素が活発でないとDHTを増やす要因を抑えることが出来ませんので、AGAの進行を止めることが出来なくなってしまうのです。

ミノキシジルの使用にリスクが伴う

プロペシアと同じく発毛治療で用いられるミノキシジルですが、アルコールと一緒に摂取すると危険と言われています。

プロペシアは主に血管拡張による血行促進によって発毛しますが、アルコールにも血管拡張効果があるため、血圧が下がりすぎてしまうリスクがあるのです。

そのため、お酒は飲むけどミノキシジルを含む治療薬・発毛剤を使いたい、という場合はタイミングを上手くずらすなどの対策が必要になります。

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【薄毛改善】禁酒すれば、髪は生えてくるのか

禁酒して髪が生えてくるかは、人によってまちまちです。
すぐに薄毛改善したという方もいれば、6ヵ月目でようやく効果が実感できたという場合もあります。

ヘアサイクルを考えると抜け毛が落ち着くのに3ヶ月、生えてくるのにさらに3ヶ月といわれますから、半年間は実感がないかもしれません。

しかし禁酒して髪が生えてきたという体験談がたくさんある以上、試す価値はあるのではないでしょうか。

禁酒してるのに抜け毛が止まらないという方は、遺伝性のハゲ(AGA)の可能性があるため、育毛剤や発毛剤、専門クリニックを用いた薄毛治療が必要な場合もあります。

薄毛やハゲは進行性のため、早めの対策がカギを握っています。
無料でカウンセリングしてくれる薄毛専門のクリニックもたくさんあるので、一人で悩んで薄毛が進行する前に専門医に相談することをオススメします。

下記に当サイト「ハゲ治療ゼミ」で一番人気の薄毛専門クリニックと、育毛剤を紹介しておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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総括

飲酒と薄毛の関係についてまとめました。

  • 適量なら問題なく、血行促進効果もある
  • 日本人はアルコール耐性が低い
  • アミノ酸やビタミンBなどの栄養が消費される
  • 糖質やカロリーの過剰摂取に注意
  • 男性ホルモン(DHT)を増加させる
  • 睡眠不良による成長ホルモンの減少
  • 薄毛治療薬の効果を減衰させる

アルコールは適量なら血流を良くしたり、ストレスを解消してくれる良いアイテムです。
しかし、過剰摂取は男性ホルモン(DHT)を増加させたり、その他肝臓の病気などを引き起こす可能性があります。

禁酒をしたからといってすぐに髪の毛が生えてくるとは限りませんが、生活習慣を改善し、頭皮環境を整えるのが薄毛改善の第一歩です。

飲酒以外にも、シャンプーなど薄毛予防のためにできる生活習慣の改善はたくさんあるので、少しずつ頭皮に良い生活習慣にしていきましょう!

最終更新日: 2020-12-28

タグ:
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