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ヘアサイクル(毛周期)の仕組みを完全図解!髪の毛の成長期間を延ばす方法とは?

抜け毛や薄毛に大きく関わっているのがヘアサイクルです。ヘアサイクルは毛周期とも呼ばれますが、どんな仕組みなのか分からない方が多いのではないでしょうか? そこでヘアサイクルについて分かりやすく解説していきますので、抜け毛や薄毛が気になる方は参考にしてみて下さい!

髪の毛の寿命!?ヘアサイクルとは一体何なのか

初期脱毛 髪の毛の寿命!?ヘアサイクルとは一体何なのか
出典:www.kao.com

私たち人の髪の毛は毛幹と毛根とに分かれています。

簡単に言うと毛幹は皮膚表面から上にあるもので、毛根は皮膚表面より下にあるものです。

毛根の先にある毛乳頭や毛母細胞の働きにより、髪の毛の生え変わりが進んでいくのがヘアサイクルです。

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ヘアサイクル(毛周期)の特徴

初期脱毛 ヘアサイクル(毛周期)の特徴
出典:www.proside.info

個人差がありますが人の髪の毛は1日当たり50本から100本ほど自然に抜け落ちていきます。

しかし新しい髪の毛がまた生えてくるため、ヘアサイクルが正常であれば問題ありません。
また全ての髪の毛が同じタイミングのヘアサイクルではなく、それぞれ違うため、頭部に生えている髪の毛の量は維持されます。

ヘアサイクル(毛周期)の回数は有限

ヘアサイクルというものは永久に続く訳ではありません。
毛根には寿命があり、最後の回数が完了するとヘアサイクルが停止し、新しい髪の毛が生えてこないのです。

健康状態や頭皮状態などにもよりますが、一つの毛根が繰り返すヘアサイクルの回数は15回ほどとなっています。

男性と女性では1サイクルの期間が異なる

一生で15回ほどだと少なく感じますが、ヘアサイクルの期間は長いために何十年も繰り返します。

性別によってヘアサイクルの期間が異なり、男性で2年~4年、女性で4年~6年と女性のほうが期間が長いです。

ヘアサイクル期間が4年で15回とした場合、単純計算で60年は続くことになります。

毛髪以外にも毛周期は存在する

ヘアサイクルがあるのは髪の毛だけではありません。
まつ毛や眉毛など様々な部位に生えている体毛にもヘアサイクルが存在しています。

部位によって伸びるスピードが異なり、1日当たり髪の毛では0.3mmから0.4mmほど、眉毛は0.18mmほど、まつ毛は0.2mmほど伸びていくのです。

白髪とヘアサイクルの関係は?

日本人の髪色は黒が多いですが、これはメラノサイトと呼ばれる色素細胞が大きく関係しています。

メラノサイトは黒い色のメラニン色素を生成する働きがあり、伸びていく時に髪の毛に取り込まれていきます。

しかしメラノサイトの働きが弱まるとメラニン色素の生成が少なくなり、黒髪から白髪へと変わるのです。
白髪が増えると老けて見られてしまうため、抜いてしまう方が良く見られますが、ヘアサイクルの回数には限りがあるため、抜くと毛根の寿命が短くなりかねません

ヘアサイクルの回数が減らないよう、白髪を見つけた時は根元からカットしたほうが良いでしょう。

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【図解】ヘアサイクルの仕組みをイラストで解説!

初期脱毛 【図解】ヘアサイクルの仕組みをイラストで解説!
出典:www.agaskin.net

ここからはヘアサイクルの仕組みについての解説です。
ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期と3つの期間があり、それぞれ特徴が異なります。
まずはこの期間について説明していきましょう。

成長期(毛母細胞が分裂を繰り返す)

毛母細胞が活発に分裂を繰り返し、髪の毛が太く長くなっていくのが成長期です。

分裂した毛母細胞は角質化していき、髪の毛が形成されていく仕組みになっています。

角質化とはケラチンと呼ばれるタンパク質が細胞に付着し、表面が硬化する現象のこと。
そのため髪の毛の主成分はケラチンとなっています。

毛根にある毛乳頭が細胞分裂を促進

毛乳頭は毛根部分の先にあり、頭皮下にある毛細血管と繋がっています

ヘアサイクルの成長期に入ると血液から栄養と酸素を取り込みし、毛母細胞に指令を出して分裂を促すという働きを持っているのです。

毛母細胞だけでは髪の毛が伸びないため毛乳頭の働きは重要です。

退行期(髪の毛の成長が止まる)

毛母細胞の分裂スピードが遅くなるのが退行期です。

メラノサイトによるメラニン色素の生成が少なくなり、毛乳頭や毛母細胞が含まれている毛球が次第に上へと離れていきます。

少しずつ毛球が小さくなり、髪の毛の成長が止まっていきます。

休止期(新しい髪の毛に押し出される)

毛母細胞の分裂が完全に止まった状態なのが休止期です。

休止期が終わると再び成長期に入るため、古い髪の毛は伸びてきた新しい髪の毛に押し出されるように抜け落ちていきます。

成長期の髪の毛は軽く引っ張るだけでは中々抜けませんが、休止期の髪の毛は簡単に抜けるようになります。
シャンプーやブラッシングした時に抜ける髪の毛は休止期であることが多いです。

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初期脱毛が起こるのはヘアサイクルが原因だった!

初期脱毛 初期脱毛が起こるのはヘアサイクルが原因だった!
出典:www.agaskin.net

育毛対策を始めたばかりの頃、かえって抜け毛が増えたことはありませんか。
この現象は初期脱毛である可能性があります。

休止期に入った後、中々成長期が始まらないと髪の毛は伸びてきません。
しかし育毛剤などの対策によってヘアサイクルの乱れが整ってくると休止期から成長期に入り、新しい髪の毛が伸びていきます。

その伸びてきた髪の毛に押し出されるように古い髪の毛が抜けていくのが初期脱毛です。

つまり初期脱毛は育毛対策の効果が出たために起こる現象のため、抜け毛の本数が増えても心配し過ぎることはありません。

初期脱毛が回復するまでの期間は?

初期脱毛が起こると治療によって何らかの異常が出たと感じてしまう方がいますが、自然に治まっていくことがほとんどです。

個人差がありますが初期脱毛は1ヶ月から2ヶ月ほどで終了し、その後は3ヵ月から半年ほどで回復していきます。

そのため過度に心配することはありませんが、半年以上過ぎても治まらない場合は何らかの異常が出ている可能性があるため、医師に相談したほうが良いでしょう。

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ヘアサイクルと薄毛・抜け毛の関係

初期脱毛 ヘアサイクルと薄毛抜け毛の関係

ヘアサイクルが何らかの原因により、乱れてしまうと抜け毛が多くなり、薄毛が広がってしまいます。

ここからはヘアサイクルが乱れる主な原因について解説していきます。

男性ホルモンDHTが成長期を短縮してしまう

初期脱毛 男性ホルモンDHTが成長期を短縮してしまう

男性の薄毛に多いのがAGAと呼ばれる男性型脱毛症です。
男性ホルモンのテストステロンが毛乳頭にある還元酵素と結びつくとDHTと呼ばれる脱毛ホルモンに変化します。

つまりDHTによって脱毛因子が生成されヘアサイクルの成長期が短縮し、細い毛や短い毛が増え薄毛が広がるのがAGAです。

AGAやFAGAを引き起こす

男性ホルモンが大きく関係しているため、AGAは男性のみというイメージが強いです。
しかし女性でもDHTの働きが活発になるとFAGAを引き起こす原因となります。

FAGAは女性男性型脱毛症、びまん性脱毛症とも呼ばれる薄毛の症状です。

男性と違い、女性の場合は頭部の髪の毛全体的に薄くなっていく傾向が見られます。

生え際の産毛はヘアサイクルが乱れ始めた証かも

男性の場合は生え際から産毛が増えてきたら、ヘアサイクルが乱れ始めた可能性があります。
それはDHTと結びつく還元酵素が含まれている毛乳頭は生え際に多いからです。

そのため生え際はAGAの症状が出やすい部位となっています。

進行するとM字ハゲやO字ハゲに…

生え際から症状が進行すると次第にM字ハゲになっていきます。
DHTと結びつく還元酵素は頭頂部にある毛乳頭にも含まれているため、男性によっては頭頂部から薄毛が広がり、次第にO字ハゲになることがあります。

AGAの症状は自然治癒が期待できないため、末期まで進行すると生え際から頭頂部にかけてハゲあがってしまうことがあるのです。

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ヘアサイクルを乱す3つの原因

季節が秋になると抜け毛が増えたと感じることはありませんか。

秋は1日当たりの抜け毛の本数200本から300本ほどまで増えることがあるのです。

他の時期より抜け毛が増えると心配になりますよね。

しかしヘアサイクルによる自然な抜け毛のため、そのうち正常な抜け毛へと戻っていきます。
ただしDHT以外の原因でもヘアサイクルが乱れることがあります。
薄毛の原因はたくさんあるため、抜け毛の本数が多すぎる時は注意したほうが良いでしょう。

ホルモンバランスの影響

私たち人に分泌されているホルモンには大まかに分けて男性ホルモンと女性ホルモンがあります。
ホルモンバランスが整っていれば問題ありません。

しかし加齢など何らかの原因でホルモンバランスが乱れると休止期が長くなり、薄毛の症状が出てしまうことがあるのです。

産後の女性は特に注意!

特に産後の女性は女性ホルモンが急激に減少しやすいために注意が必要です。

しかし加齢と違い、産後の場合はしばらく経過すれば乱れたホルモンバランスが戻り、再び成長期に入る髪の毛が増えていきます。
回復するまで個人差がありますが、半年から1年ほどの期間が必要です。

髪に良くない生活習慣

栄養バランスが偏った食生活、過度なストレス、睡眠不足など乱れた生活習慣も髪の毛に良くない影響を与えてしまいます。
抜け毛や薄毛を予防したい時は乱れた生活習慣の見直しを行うことが大切です。

過度なストレスは血行不良の原因に

中でも特に改善したいのが過度なストレスです。

ストレスが掛かり続けると交感神経が優位になり、筋肉が緊張することで血管が圧迫され血行不良になります。
すると毛乳頭や毛母細胞に必要な栄養と酸素が不足することがあります。

趣味や適度な運動などでストレスは解消すると良いでしょう!

過度なヘアケア

シャンプーによる洗い過ぎやカラーリングなどの過度なヘアケアを行うと頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。

また皮脂を落とし過ぎると頭皮を守ろうとする働きにより、過剰な皮脂分泌が始まり毛穴を塞いでしまい、頭皮や髪の毛に悪影響を与えてしまいます。
この過剰な皮脂分泌により発症する薄毛が脂漏性脱毛症です。

頭皮マッサージのやりすぎは頭皮を傷つける

頭皮の血行を改善するには頭皮マッサージという方法があります。
しかしやり過ぎると頭皮に傷を付けてしまい、頭皮環境が悪化してしまう恐れがあるため程ほどが大切です。

爪を立てると傷が付きやすいため、指の腹を使用してやさしくマッサージすると良いでしょう。

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成長期間を長くする!ヘアサイクルの改善方法まとめ

成長期が短いままだと自然に髪の毛が戻ることは期待できません。

薄毛のまま戻らない可能性が高いため、改善したい時は乱れたヘアサイクルを整えて成長期を長くする対策を行いましょう!

育毛剤でヘアサイクルの正常化を目指す

乱れたヘアサイクルを整える時に有効なのが育毛剤です。
育毛剤に良く見られる有効成分には次のような種類があります。

  • 毛母細胞の活性化
  • DHTの抑制
  • 過剰な皮脂分泌の抑制
  • 頭皮の保湿
  • 血行促進
  • 頭皮を柔らかくする

育毛剤によって配合されている有効成分が異なるため、自分の原因に合ったものを選ぶことが大切です。

AGAの症状が気になる方はDHTの抑制が期待できる有効成分配合の育毛剤を選ぶと良いでしょう。

AGA専門クリニックで本格的に治す

薄毛の症状を本格的に治しているのがAGA専門クリニックです。
育毛剤では医学的な根拠があるのか無いのか良く分からないものが見られました。

しかしAGA専門クリニックで受けられる薄毛治療には医学的な根拠があるのです。

100%必ず治る保証はありませんが、期待値は大きくなっています!

プロペシア(フィナステリド)

投薬による薄毛治療のうち、最も一般的となっているのがプロペシアです。

プロペシアには還元酵素を阻害し、AGAの原因となるDHT抑制するフィナステリドという有効成分が配合されています。
休止期から成長期への移行が期待できるAGA治療薬なのです。

プロペシアは口から飲む内服薬となっており、0.2mgと1.0mgと2種類の錠剤があります。
風邪薬のような即効性は無く、効果が出るまで3ヵ月から6ヵ月ほどは掛かります。

プロペシアには副作用があります。

  • 発疹
  • 精液量減少
  • 勃起不全
  • リビドー減退
  • めまい
  • 抗うつ症状

1日1回1.0mgの服用が上限となっており、早く効果を出したいからと用量を増やすと副作用が出かねないため、なるべく薄毛治療専門クリニックで処方してもらい用量用法は必ず守りましょう

女性の場合はお腹の中の赤ちゃんに重大な副作用が出る可能性があります。
妊娠中や授乳中の服用は勿論のこと、通常時でも錠剤を直接手で触っただけで何らかの影響を受ける可能性があるため注意が必要です。

また未成年の方もプロペシアの服用はできませんので注意して下さい。

ミノキシジル(ミノタブ)

プロペシア同様、薄毛治療に良く用いられているのがミノキシジルと呼ばれる有効成分です。

この有効成分には血管拡張作用があります。
血流が改善し、毛乳頭や毛母細胞の働きが活性化、発毛促進が期待できる有効成分なのです。

M字ハゲだと育毛剤を塗布しても中々効果が出ないことがありました。
額の生え際の頭皮は頭頂部よりも硬いため、有効成分が浸透し難いのです。

そんな時に有効なのがミノキシジルを配合した「ミノタブ」と呼ばれる内服薬です。
身体の中からミノキシジルを効かすことが可能なため、頭皮の硬さや浸透性は関係なく薄毛を改善させやすいのです。

ただし「ミノタブ」は体毛が濃くなる副作用が出やすく新たな悩みに繋がりかねません。
また心臓にも負担が掛かるため、医師の処方に従って服用したほうが良いでしょう。

ミノキシジルには飲む錠剤の他、頭皮に塗布する外用薬もあり、プロペシアと併用できるメリットがあります。

他にも育毛メソセラピーと呼ばれる注入療法行うAGA専門クリニックがあります。
これはミノキシジルや成長因子など複数の有効成分を配合したカクテルを頭皮に直接注入することで、内服薬や外用薬より効率が良く薄毛治療を行うことが可能です。

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総括

ここまでヘアサイクルの仕組みや薄毛治療などについて解説してきました。

重要な点だけまとめると次のようになります。

  • ヘアサイクルには成長期、退行期、休止期がある
  • 髪の毛が伸びていくのは成長期
  • 休止期に入ると髪の毛が自然に抜けていく
  • ヘアサイクルが乱れて休止期が長くなると薄毛になりやすい
  • AGAの原因は男性ホルモンDHT
  • 産後のホルモンバランスの乱れにより薄毛になる場合がある
  • 薄毛には乱れた生活習慣に注意
  • プロペシアやミノキシジルは副作用があるのでAGA専門クリニックでの処方が安全

育毛剤を使う方法もありますが、本気で薄毛を治したい方におすすめなのがAGA専門クリニックです。

プロペシアやミノキシジルといった薬の処方や、育毛メソセラピーなどの様々な薄毛治療を用意しており、自分に合ったものを選ぶことができます。

最近、抜け毛が多くなってきた、髪の毛のコシやハリが無くなってきたと感じたら、薄毛治療専門クリニックの無料相談を利用すると良いでしょう!

最終更新日: 2021-03-27

タグ:
初期脱毛 育毛剤

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