【傷み髪は治らない!?】髪の痛み度チェック法と日々の要注意ポイントを徹底解説!
髪は気がつかないうちに痛んでしまいます。髪の痛みに気づかないまま過ごしてしまうと、髪が薄くなることにもつながるおそさらあります。ここでは、髪の痛み度のチェック方法と日々のヘアケアや生活などでの要注意ポイントを解説していきます。
目次
傷んだ髪は修復しない!日々のヘアケアが大切です
髪には自己修復機能がないため、一度痛むと自然に治ることはありません。
そのため髪を痛ませないための日々のヘアケアがとても大切です。
美髪を作るために髪が痛む原因や対策について確認していきましょう!
【図解】まず髪の毛の構造を理解しよう
まずは髪の構造について理解を深めることが大切です。
髪はメデュラとコルテックスで構成されており、その周りをキューティクルが覆って保護しています。
毛髪の芯であるメデュラ
メデュラは、髪の中心部にあるもので、主にタンパク質と脂質で構成されています。
太くて丈夫な髪はメデュラがしっかり作られており、逆に弱々しい髪はメデュラが少なかったり、失われていたりします。
大部分を占めるコルテックス
髪の大部分を占めるのがコルテックスです。
コルテックスは、ケラチンというタンパク質が何重にも紐状に集まってできており、その隙間は細胞間充物質というもので埋められています。
表面を覆うキューティクル
コルテックスの周りを覆っているのがキューティクルです。
ウロコ状のキューティクルが何枚も並んで髪を保護することで、髪の内部の成分や水分の流出を防いでいます。
キューティクルが失われると、ツヤが失われ切れ毛が起こりやすくなります。
ツヤツヤとした髪を作るために、キューティクルを守ることが重要なポイントです。
ダメージヘアが生まれるメカニズム
どのようにして髪にダメージヘアが生まれるのか、そのメカニズムについて詳しくご紹介します。
まずキューティクルが剥がれる
最初に、髪を覆うキューティクルが剥がれます。
キューティクルは、髪の摩擦やドライヤーの当てすぎなど様々な原因で剥がれるため、あらゆるポイントを見直すことが大切です。
内部のコルテックス・メデュラが痛む
キューティクルが剥がれると、コルテックスとメデュラの構成成分や水分が外部へと流出します。
そうなると、コルテックスとメデュラの質が低下して、切れ毛が起こりやすくなったり、弱々しい髪になったりするのです。
これがダメージヘアのメカニズムです。
傷んでる髪を治す方法はない?
髪が痛んでいるのであれば、修復すれば良いと思うかもしれませんが、一度痛んだ髪を元通りにすることは不可能とされています。
トリートメントはダメージケアを目的としていますが、髪から流出した成分を補充するような効果はありません。
しかし髪を保湿することで更なるダメージを抑える効果が期待できるので、使わないよりは使った方が良いと言えます。
髪の痛みを防ぐためにしっかりと対策しましょう。
自分の髪の毛の痛み度をチェックする方法
次の項目に当てはまる数が多ければ多いほど、髪が痛んでいると考えられます。
- 髪のうねりが強い
- 枝毛が多い
- 毛先がパサパサしている
- 髪の毛が細くなった
- 抜け毛が増えた
- 切れ毛が目立つ
鏡で見るだけではなく、実際に髪を触って痛み度をチェックしましょう。
進行すると薄毛につながる
ダメージヘアが進行すると、薄毛に繋がる可能性があります。
なぜbら髪が痛むような行為は、髪だけではなく頭皮にも負担をかけているおそれがあるからです。
頭皮にダメージが及ぶと、炎症が起きて髪が抜けてしまうことがあり、この状態が続くことで髪が生えにくくなる可能性があります。
頭皮のかゆみは異常事態です。
何も対策しないで放っておくとハゲにつながる可能...
髪の毛が痛む8つの原因とは?
髪の毛が痛む原因となるものは複数あり、それらが重なることでダメージヘアになってしまいます。
ここでは8つの主な原因を挙げました。
1. 乾燥
髪が乾燥していると、静電気が起こりやすくなります。
静電気は瞬間的ではあるものの、非常に強い電気が走るため、髪にダメージを与えてしまいます。
乾燥は空気の乾燥だけではなく、水分不足によっても起こるため、こまめな水分補給が大切です。
2. ヘアカラー・白髪染め
ヘアカラーや白髪染めは、キューティクルを開いて染料を髪に染み込ませるものであるため、どうしてもコルテックスやメデュラの成分や水分が流出してしまいます。
市販品に比べると美容師が使用するものは比較的髪や頭皮に負担がかかりにくい成分が含まれていることがあるため、ダメージを抑えることができます。
市販のヘアカラー剤を使うのであれば、シャンプーをする感覚でカラーリングできる泡カラーがおすすめです。
3. ブリーチ
ブリーチとは「脱色」を意味します。
ヘアカラーの際には、髪の黒色を作っているメラニン色素を分解することで脱色します。
そこに新たな色を付けることでカラーリングするのです。
ブリーチによってメラニン色素が分解されると、髪が紫外線の影響を受けやすくなるため痛みやすくなります。
4. パーマ・縮毛矯正
パーマと縮毛矯正はヘアカラーと同じくキューティクルを開かせることになるため、ダメージヘアの原因となります。
ヘアカラーとパーマの両方をしている方も多いのですが、髪への負担がそれだけ大きくなるため、施術の時期をずらした方がよいでしょう。
5. 枕やタオルドライの摩擦
キューティクルはとても剥がれやすいため、力任せのタオルドライはダメージヘアの原因となります。
だからと言って、髪が濡れている状態ではキューティクルが開いたままなので、摩擦でダメージを受けてしまいます。
髪の水分を吸収するイメージで優しくタオルドライをして、軽めにドライヤーで乾かしましょう。
そして枕と髪の摩擦を防ぐために、ナイトキャップを使うことをおすすめします。
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6. 誤ったヘアケア
洗浄力が強すぎるシャンプーで髪を擦り合わせながら洗うと、キューティクルが剥がれてダメージヘアに繋がります。
指の腹でマッサージするように洗いましょう。
頭皮マッサージで血行が促されることで頭皮への栄養の供給が高まるのでおすすめです。
入浴後は頭皮が乾燥しているので、保湿ケアをしましょう。
そのまま放置すると頭皮が更に乾燥して静電気が起こりやすくなり更なるダメージヘアに繋がります。
髪への刺激が強いスタイリング剤を使ったり、くしで髪を強くといだりすることもダメージヘアの原因です。
頭皮マッサージをするだけで、育毛効果が上げられる……そんなことが可能であれ...
7. ドライヤーやコテの熱ダメージ
髪は高熱を加えると変性するため、近すぎる距離からドライヤーを当てたり、コテで熱を加えすぎたりしないよう注意が必要です。
ドライヤーをあてるときには、髪から20~30cm以上離しましょう。
8. 紫外線
髪が紫外線を吸収すると、髪を作るアミノ酸が酸化してダメージヘアに繋がります。
また頭皮の弾力を保つコラーゲンも破壊され、頭皮のハリが失われてしまいます。
髪と頭皮に使える日焼け止めを使って、紫外線によるダメージを防ぎましょう。
髪の毛は日々、抜けては生えてを繰り返しますが、特に抜け毛が多い季節や時期が...
【対策】傷んだ髪との付き合い方
一度ダメージを受けた髪を元の戻すことはできません。
すでに髪が痛んでしまった場合には、次のような対策をしましょう。
シャンプー・トリートメントが効果的
髪にうるおいを与えるタイプのシャンプーを使いつつ、トリートメントをすることが大切です。
またシャンプーを使う際には、しっかりと泡立てましょう。
泡立てずにシャンプーをすると、洗浄力が強すぎるため、髪のパサつきや頭皮の乾燥に繋がります。
トリートメントは、髪を保護することで刺激を抑える働きがあります。
使用するのとしないのとでは、洗い上がりのツヤが全く異なります。
更なるダメージを防ぐためにもトリートメントをしましょう。
毎日当たり前のようにしている「シャンプー」。
このシャンプーこそが、若ハゲの...
傷んでいる髪は切るのも一つの手段
一度痛んだ髪は修復することができないため、切ってしまうのも一つの手段です。
痛んだ髪をそのままにしても他の髪に悪影響が及ぶ心配はありませんが、残っているきれい髪が引き立つのでヘアスタイルがまとまるといったメリットがあります。
【女性向け】傷んでるけど伸ばしたい場合は?
髪が痛んでいるけれど、どうしても髪を伸ばしたいという方もいるでしょう。
そのような場合は、痛んでいる髪だけをカットすることをおすすめします。
一気に何十本も切るのではなく、毛の状態を見ながら切ることで、髪のボリュームが減ったり、見た目が短くなったりすることを防げます。
痛んだ髪を切ってしまうことでまとまりのある髪になるでしょう。
これ以上傷めないよう気をつける
ダメージヘアの原因を取り除かなければ、髪がさらに痛んでしまいます。
またダメージヘアが増えていき、薄毛になることも考えられます。
痛んでいるけれど伸ばしたい場合には、これ以上髪が痛まないように対策することが大切です。
シャンプーやトリートメント、ドライヤー、コテ、紫外線など髪にダメージを与える原因は多いので、一つずつしっかり対策していきましょう。
育毛剤などで髪の成長を促進する
髪の成長を促すために、生活習慣を整えながら育毛剤を使うのも有効です。
育毛剤で頭皮環境を整えて、少しでも髪が成長しやすい環境を作りましょう。
天然由来成分が含まれており、添加物が少なく頭皮に優しい育毛剤がおすすめです。
前髪や頭頂部が薄くなってきた場合はAGAの可能性が疑われます。
この場合はAGAによる薄毛にアプローチする育毛剤を使いましょう。
AGAスキンクリニックの西垣卓院長の監修のもと、育毛剤選びで失敗しない為に...
薄毛に悩む女性の皆さん、必見です!育毛剤といえば男性向けがほとんどのイメー...
【意外!?】髪が傷んでる女性芸能人
きゃりーぱみゅぱみゅさんは若いころにブリーチを繰り返した結果、髪が生えにくくなったとテレビ番組で発言しています。
髪が生えにくいため、バッサリとカットできないという悩みを抱えているそうです。
オシャレのためにヘアカラーやパーマをしても、それによってヘアダメージが蓄積されていき、最終的に薄毛になってしまうこともあります。
そうならないように、日ごろからダメージヘア対策をすることが大切です。
総括
今回は、髪の痛みのチェック方法やヘアダメージ対策についてご紹介しました。
以下に重要なポイントをまとめましたので、改めて確認していきましょう。
- 間違ったヘアケア、紫外線、ヘアカラー、パーマは髪を痛める
- 髪を傷める原因は薄毛にもつながる可能性がある
- 髪のダメージ具合は見た目と触り心地で判断する
- ダメージヘアは元に戻らないので、日頃からの正しいヘアケアが大切
髪へのダメージを抑えるためには、正しいヘアケアは欠かせません。
髪は一度ダメージを受けると修復できませんし、ダメージ対策を講じないことで薄毛につながるおそれがありますので、しっかりダメージヘア対策を始めて美髪を守りましょう。
またAGAが原因で薄毛になっていることも考えられますので「髪が薄くなってきた」「ボリュムーが減ってきた」と感じたら薄毛治療専門クリニックに相談しましょう!
最終更新日: 2020-08-17
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